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彩との食事

案の定、彩は私の食事の誘いには不承不承応じたのだった。
彩は私から得られるものはもう得てしまったのだ。もう私から得られるものはない。それでも私に恩は感じているようだ。この彩の律儀さが彼女の長所でもあり、弱点でもあるのだ。私は彩の義理堅い長所につけ込むことに成功した。
私の誘いに不承不承に応じたことは、電話口からありありと伝わってきた。言葉は丁寧だがその本心は私には分かるのである。言葉面を真正直に受取るほど私はお人好ではない。言葉の裏に隠された気持ちを読み取れぬほど世間知らずでもないのだ。
それがかえって私の加虐性を奮い立たせてくれた。彩に遠慮はいらぬさ。私を利用するだけの彩に思い知らせてやらねばならぬ。私を軽く見た後悔をさせねばならぬ。

彩がたいした女でなく普通の女だったら、私は彩を広い心で見逃しただろう。これほど執着もしなかっただろうし、加虐性も奮い立たなかっただろう。しかし彩にとって不幸だったことは、彩は私にとってはすばらしくいい女だったということだ。
その顔、その肢体、その声、どれをとっても申し分の無い女だったのだ。それが彼女の不幸を招くことになる。
ふふふ。。。。。
美しいものを汚し、辱しめる私の喜びがあなたにも伝わるでしょうか。彩はそれほどに美しい女なのである。

私は高級ホテルのレストランに彩を招いた。
彩は父親の経営する会社が倒産さえしなかったなら、裕福なお嬢様としてすごせただろう。なに不自由の無い生活を送り、どこぞの御曹司と結婚し、人もうらやむ生活を送ったに違いない。こんな私との接点は微塵も無かっただろう。そんな彩の立ち振る舞いは周囲の男達の目を集めるのだ。彩のようにエレガントで気品に溢れた女はこの高級レストランの客の中にもそうはいなかった。
そんな彩をエスコートすることは私の優越感を満足させてくれるのに充分だった。そう、普通なら彩と食事を共にするだけで満足するだろう。私のような男はそれだけで満足しなければならなかったであろう。いや、それさえも叶わぬことだったかもしれない。周囲の男達の目がそう言っている様だった。

周囲の目から見れば、奇異に映るあまりにも不釣合いな二人の食事がはじまった。
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